「名探偵ピカチュウ」@新宿ピカデリー

 公開7日目。2D字幕版を上映するシアター2の客入りは3~4割位だ、客層は若い。
   


   映画の話
 子どもの頃にポケモンが大好きだった青年ティムは、ポケモンにまつわる事件の捜査へ向かった父ハリーが家に戻らなかったことをきっかけに、ポケモンを遠ざけるように。ある日、ハリーの同僚だったヨシダ警部から、ハリーが事故で亡くなったとの知らせが入る。父の荷物を整理するため、人間とポケモンが共存する街ライムシティへ向かったティムは、自分にしか聞こえない人間の言葉を話す“名探偵ピカチュウ”と出会う・・・。

   映画の感想
   とても面白い。私の様に「ポケモン」の事を知らなくても楽しめるし、知っていれば2~3倍楽しめそうだ。難点は主人公の黒人青年が地味で華が無いことだ。なんで普通に白人青年にしなかっただろうか。

 物語は題名から想像して、もっとほのぼのとしたものを予想していたが、かなり陰謀めいたサスペンスミステリーに仕上がっていて意外だった。そんな中、一番意外だったのは「ピカチュウ」がしゃべる事だ。それも大人の男声だ。その理由はネタバレになるので書かないが、あの「ピカチュウ」の可愛い声を覆す意表を突いた設定なのだ。お子さんはショックを受けるかもしれないが、wikiで調べるとゲーム版の声も大人の男の声らしい。

 まぁ、それにしても「ピカチュウ」以外にあんなに沢山ポケモンが出るとは思ってもいなかった。それも、ちゃんとオリジナルアニメに忠実に再現した3DCGで作り出されたキャラを見ているだけで楽しい。そして、物語の舞台となる「ライムシティ」もいかにも「ブレードランナー

以降の雑多とした未来都市ビジュアルも良い。

 物語は主人公ティムと父親のパートナーだったピカチュウが、亡くなった父親の痕跡を辿るうちに、巨大な陰謀に巻き込まれる・・・、みたいな推理物として王道の展開であるが、その過程で森が丸ごと崩壊するシーンが圧巻である。

 いままで、色々なディザスター映画が色々な崩壊シーンを作ってきたが、一番良かった印象だ。同じように東映が77年に製作した「恐竜、怪鳥の伝説」

の中でも、クライマックスにマグマ噴火により、森が崩壊するシーンがあったが、比べ物にならない位のハイクオリティな映像にしびれた。

 良い事を書いたので、もう一点難点を書くと、クライマックスに巨大バルーンに「R」ガスを仕込んで、ガスを浴びた市民がポケモン化してしまうシーンがあるが、このアイディアはティム・バートン版「バットマン

で、ジョーカーが同じように巨大バルーンにガスを仕込み悪だくみをする。といったシーンがあったので本作のアイディアが2番煎じになってしまった事は否めない。

 でも、最大の謎はティムの人種である。ラストにあの人が登場して、奇々怪々になってしまった。同じように、「地球が静止する日

の中で、ジェニファー・コネリーの義理の息子が、ウィル・スミスの息子ジェイデン・スミスをゴリ押しで起用した時以来の人種の違う親子の違和感が凄まじい。日本の様な島国育ちの者から見ると、違和感かもしれないが、本国アメリカはこんな親子がざらにいるのかもしれないが、主人公はミスキャストに感じた。

 まぁ、あれこれ書いたが、私の様にへそ曲がりでも十分楽しめたのだから、「ポケモン愛」溢れるファンの方にはたまらない作品だったのではなかろうか?久々にゲーム原作映画の中でも成功と言える作品だ。 

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    Excerpt: 青年ティムは、長いこと会っていなかった父ハリーが事故死したという知らせを受け、人間とポケモンが共存する街ライムシティへ向かう。 ハリーの部屋には、ティムにしか聞こえない人間の言葉を話す記憶喪失のポケモ.. Weblog: 象のロケット racked: 2019-05-18 11:12