「ランペイジ 巨獣大乱闘」@TOHOシネマズ六本木ヒルズ
ジャパンプレミア試写会。映画上映前に「巨大化が止まらないアワード」が行われ、ゲストにバイきんぐ(小峠英二、西村瑞樹)、FUJIWARA(藤本敏史、原西孝幸)、菊地亜美、寺田心、マギー審司、山本リンダ(スペシャルプレゼンター)が登壇した。

映画の話
ある遺伝子実験の失敗からゴリラやオオカミなどの動物が巨大化し、所構わず暴れだす。動物たちは、破壊活動を続けながら北米大陸を横断し、高層ビルが林立する街で大乱闘を繰り広げる。人々が逃げ惑う中、軍隊が出動し銃やミサイルで攻撃するが巨獣たちの暴走を抑えることはできず……。
映画の感想
アメリカ映画には「キングコング」
や「猿人ジョー・ヤング」
など古くから巨大ゴリラ枠があるが、本作も正にその系統を汲んだ最新の巨大ゴリラ映画だ。
日本版のチラシやポスター
を見るとイラストレーターの生頼範義風のイラストを前面に押し出した、バリバリの怪獣映画風であるが、蓋を開ければ現在ハリウッド1の稼ぎ頭になったドゥエイン・ジョンソンを大々的にフィーチャーした怪獣パニック映画と言った所で、私のイメージとしては「キングコング」にジョンソン主演の「カリフォルニア・ダウン」
がミックスした様な凄い巨獣ディザスター映画だ。何故、もっとワーナー・ブラザースはドゥエイン・ジョンソンを大々的に宣伝に使わないのだろうか?実にもったいない。
幕開けは宇宙船内で行われた遺伝子実験の失敗で、巨大化したネズミが大暴れで宇宙船は爆発して、残骸が地球に降り注ぎ、有害化学物質を含んだ煙を浴びてしまった動物たちが、巨大化して街を破壊しながら、ある物を目指して北米大陸横断を始める。そんな巨大動物たちを阻止しようと動物博士、捜査官、軍隊らプロフェッショナルたちが立ち向かう。
私はオリジナルとなったアーケードゲームは知らないが非常に面白かった。本作の構図は「キングコング」の前半の舞台、髑髏島の巨獣対決パートを都会に置き替えて、巨獣たちが街を破壊しながら対決を繰り広げるという、日本の「ゴジラ映画」に似たアプローチだ。絵の見せ方も非常に上手く、常に巨獣たちの真下に主人公たちがいる絵作りだ。日本の「ゴジラ」は、特撮パートと人間パートがバラバラで展開する安全路線だが、本作は「トランスフォーマー」シリーズと同じように、巨獣と人間が同じ画面の中でバトルを繰り広げるハイテンションなものだ。そして、巨獣たちが進化した凶暴な姿とギミックも面白い。
人間パートのドラマも面白く、敵対していたジョンソン演じるオコイエ博士と、ジェフリー・ディーン・モーガン演じるラッセル捜査官との男気溢れる信頼関係が心地良い。反対にコールドウェル博士のナオミ・ハリスからは魅力を感じられず残念である。個人的には遺伝子操作で金儲けをたくらむ、強欲姉弟コンビの小悪人ぶりが駄目すぎて面白かった。
日本では怪獣映画は子供映画と敬遠されがちであるが、本作は大人も子供も楽しめる巨獣デザスター映画であり、怪獣映画ファンや、デザスター映画ファン、そしてドゥエイン・ジョンソンのファンは大満足する仕上がりだ。ぜひ多くの映画ファンに見て欲しいエキサイティングな作品だ。

映画の話
ある遺伝子実験の失敗からゴリラやオオカミなどの動物が巨大化し、所構わず暴れだす。動物たちは、破壊活動を続けながら北米大陸を横断し、高層ビルが林立する街で大乱闘を繰り広げる。人々が逃げ惑う中、軍隊が出動し銃やミサイルで攻撃するが巨獣たちの暴走を抑えることはできず……。
映画の感想
アメリカ映画には「キングコング」
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日本版のチラシやポスター
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幕開けは宇宙船内で行われた遺伝子実験の失敗で、巨大化したネズミが大暴れで宇宙船は爆発して、残骸が地球に降り注ぎ、有害化学物質を含んだ煙を浴びてしまった動物たちが、巨大化して街を破壊しながら、ある物を目指して北米大陸横断を始める。そんな巨大動物たちを阻止しようと動物博士、捜査官、軍隊らプロフェッショナルたちが立ち向かう。
私はオリジナルとなったアーケードゲームは知らないが非常に面白かった。本作の構図は「キングコング」の前半の舞台、髑髏島の巨獣対決パートを都会に置き替えて、巨獣たちが街を破壊しながら対決を繰り広げるという、日本の「ゴジラ映画」に似たアプローチだ。絵の見せ方も非常に上手く、常に巨獣たちの真下に主人公たちがいる絵作りだ。日本の「ゴジラ」は、特撮パートと人間パートがバラバラで展開する安全路線だが、本作は「トランスフォーマー」シリーズと同じように、巨獣と人間が同じ画面の中でバトルを繰り広げるハイテンションなものだ。そして、巨獣たちが進化した凶暴な姿とギミックも面白い。
人間パートのドラマも面白く、敵対していたジョンソン演じるオコイエ博士と、ジェフリー・ディーン・モーガン演じるラッセル捜査官との男気溢れる信頼関係が心地良い。反対にコールドウェル博士のナオミ・ハリスからは魅力を感じられず残念である。個人的には遺伝子操作で金儲けをたくらむ、強欲姉弟コンビの小悪人ぶりが駄目すぎて面白かった。
日本では怪獣映画は子供映画と敬遠されがちであるが、本作は大人も子供も楽しめる巨獣デザスター映画であり、怪獣映画ファンや、デザスター映画ファン、そしてドゥエイン・ジョンソンのファンは大満足する仕上がりだ。ぜひ多くの映画ファンに見て欲しいエキサイティングな作品だ。

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