「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」@東宝試写室
「Yahoo!映画 ユーザーレビュアー試写会」。二つの試写室を使い、客入りは満席で座れない人用に補助席が出される混雑だ。ほぼ女性客ばかりだ。

映画の話
佐々木充(二宮和也)は、「最期の料理人」として顧客の「人生最後に食べたい料理」を創作して収入を得ていた。絶対味覚を持つ天才でありながらも、彼は料理への熱い思いを忘れかけていた。そんな折、彼のもとにかつて天皇陛下の料理番だった山形直太朗(西島秀俊)が作り上げたという、“大日本帝国食菜全席”のレシピを再現する仕事が舞い込む。
映画の感想
てっきり「二宮和也主演作」と思っていたら、彼の出演パートは本編全体の1/3程。
たしかに彼が物語の中心にいる事は間違いない。
しかし、ドラマの大部分はレシピを巡る「1930年代」の過去の壮大な回想シーンがメインとなり、二宮はその話を聞く狂言回し的な役回りとなり終始、苦虫をかんだような彼の表情が時々、回想シーンの間にインサートされる構成だ。
まぁ、この二宮の「苦虫顔」の理由は、最後まで見ると「この為だったのか」と納得するが、こんな表情が続くと、映画を見てるこちらも楽しくない。
こうなって来ると、もう回想シーンに登場する「西島秀俊主演作」かと錯覚する位の比重である。
物語は決して悪くない。
しかし、その現在と過去が交差する、バランスとさじ加減を見誤り、肝心な焦点がボヤけてしまった印象の作品である。

映画の話
佐々木充(二宮和也)は、「最期の料理人」として顧客の「人生最後に食べたい料理」を創作して収入を得ていた。絶対味覚を持つ天才でありながらも、彼は料理への熱い思いを忘れかけていた。そんな折、彼のもとにかつて天皇陛下の料理番だった山形直太朗(西島秀俊)が作り上げたという、“大日本帝国食菜全席”のレシピを再現する仕事が舞い込む。
映画の感想
てっきり「二宮和也主演作」と思っていたら、彼の出演パートは本編全体の1/3程。
たしかに彼が物語の中心にいる事は間違いない。
しかし、ドラマの大部分はレシピを巡る「1930年代」の過去の壮大な回想シーンがメインとなり、二宮はその話を聞く狂言回し的な役回りとなり終始、苦虫をかんだような彼の表情が時々、回想シーンの間にインサートされる構成だ。
まぁ、この二宮の「苦虫顔」の理由は、最後まで見ると「この為だったのか」と納得するが、こんな表情が続くと、映画を見てるこちらも楽しくない。
こうなって来ると、もう回想シーンに登場する「西島秀俊主演作」かと錯覚する位の比重である。
物語は決して悪くない。
しかし、その現在と過去が交差する、バランスとさじ加減を見誤り、肝心な焦点がボヤけてしまった印象の作品である。
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