映画「大脱出」@TOHOシネマズ六本木ヒルズ
今回私はアーノルド・シュワルツェネッガー氏の舞台挨拶のあるジャパンプレミア試写会に参加した。客入りは満席。


映画の話
陸から離れた海上に存在する、通称墓場と呼ばれるタンカー監獄。ある日、その監獄に、世界でもトップレベルののセキュリティーコンサルタントのブレスリン(シルヴェスター・スタローン)が身に覚えのない罪で投獄される。ブレスリンは、自らが設計に携わったこの監獄から脱出することを決意。しかし、囚人たちのボス、ロットマイヤー(アーノルド・シュワルツェネッガー)がブレスリンの前に立ちはだかり……。
映画の感想
80~90年代を代表する二大アクションスターのシルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガー共演のアクションドラマだ。二人は同じ時代にアクションスターとして活動し、しのぎを削り合ったライバル的存在であった。しかし、そんな二人はプライベートでは仲良しらしく、91年にはブルース・ウィリスと共に「プラネット・ハリウッド」と言うレストラン経営に乗り出す。
レストラン経営と言う形で築いた絆は身となり、スタローン主演作「エクスペンダブルズ」(10)
では、シュワルツェネッガーとウィリスがゲスト出演を果たし奇跡の共演となった。更に「エクスペンダブルズ2」(12
)では、シュワルツェネッガーもウィリスも前作のゲスト出演では物足りなかったのか、危ない所で助っ人に現れるおいしい役柄を演じていた。さて話を「大脱出」に戻すと、題名の通りに罠にはまった主人公が、脱出不可能と言われる監獄からの脱出劇がメインとなり、二人が共演した「エクスペンダブズ」の様なド派手なアクションとは違うので注意が必要だ。
以下ネタバレ注意
スタローン演じるブレスリンはセキュリティー会社のコンサルトで、身分を隠して自ら監獄に収監されて脱獄し、その監獄の欠点を指摘する覆面調査員の様な事をしている。そんなブレスリンにCIAから調査依頼が舞い込む。しかし、その依頼には巧妙な罠がブレスリンを待ち受けていた。謎の集団に強制的に拉致された彼が監禁された場所は、自ら設計に携わった脱出不可能な監獄であった・・・。と言う、肉体派のスタローンが知能犯的に役柄に違和感を覚えるが、拉致される調査依頼された時のブレスリンは「爆弾テロリスト」と言う名目で収監される。そんな爆弾テロリスト」と言えばスタローンがシャロン・ストーンと共演した「スペシャリスト」
の役を思い出させる設定となっている。
拉致されたブレスリンはヘリコプターで移動して、最新設備とカメラで監視された謎の監獄に送り込まれる。何処だか場所も判らない監獄。「実は」と言う展開が待ち受けるが、監獄の正体は様々な宣伝媒体でネタバレ状態なのがもったいない。私はいつも通りに何も知らずに見たので、監獄の場所には「オーッ」と心の中で小さく叫んでいた。監獄には冷酷な所長ホブス(ジム・カヴィーゼル)や、マスクを被った所員たちが囚人たちを常に監視している状態だ。しかし、囚人たちは割とルーズに広場で集まり派閥を作り過ごしている。
そんな囚人たちのボスとなるのがシュワ演じるロットマイヤーだ。敵か味方か判らぬロットマイヤーであったが、ブレスリンに協力的な人物と判明する。敵の目を欺くために行うブレスリンとロットマイヤーの肉弾戦は、シルバー世代に突入した二大アクションスター同士のガチンコ勝負に、自然とほほも緩み観客のアドレナリンも大放出必至のドリームマッチを披露してくれる。
所内で混乱を起こした者が入れられる独房は、巨大なライトの光と熱で囚人を拷問すると言う前代未聞の懲罰が行われる。このシーンで独房に入れられたロットマイヤーが、ブレスリンの脱獄行動を隠すために、ドイツ語で騒ぎ出すシーンが登場する。オーストリア出身のシュワルツェネッガーが母国語を使った面白いシーンである。
紆余曲折を経て、ブレスリンとロットマイヤーは綿密な計画を練り、他の派閥の囚人や監獄の医師(サム・ニール)を巻き込み脱獄計画を実行に移すクライマックスで、待ちに待ったド派手なアクションに移る。スタローンやシュワそれぞれに見どころを作る中、シュワが機関銃を構えるシーンは、けれんみたっぷりにスローモーションを使う。作り手が最高にカッコいいシーンをシュワの為に作った素晴らしい演出である。予定通りの大団円を迎え、シュワの正体も「実は・・・」と言うニヤリとするオチも楽しい。
劇中、セリフで登場するテロリスト「マンハイム」がイマイチ判り辛い事が難点であるが、スタローンとシュワルツェネッガーの夢の共演作としてまずまずの仕上がりである。お正月映画にピッタリの作品であるが、正月第二弾公開になってしまった事が残念である。スタローンとシュワのファンは見て損のない作品である。
アーノルド・シュワルツェネッガーの舞台挨拶
会場となったスクリーン7の中央左の扉から、客席中央の通路を通ってスクリーンの前へと移動するシュワ氏の姿を私は間近に見る事が出来た。そして、 マスコミがごった返す中、一般観客席からも部分的に写真撮影OKという主催者の太っ腹なご厚意により、私が撮影した写真を貼っておきます。
シュワ氏の発言で注目すべきは「『エクスペンダブルズ3』の撮影が終わった」と言っていた。また楽しみが一つ増えた。
映画の話
陸から離れた海上に存在する、通称墓場と呼ばれるタンカー監獄。ある日、その監獄に、世界でもトップレベルののセキュリティーコンサルタントのブレスリン(シルヴェスター・スタローン)が身に覚えのない罪で投獄される。ブレスリンは、自らが設計に携わったこの監獄から脱出することを決意。しかし、囚人たちのボス、ロットマイヤー(アーノルド・シュワルツェネッガー)がブレスリンの前に立ちはだかり……。
映画の感想
80~90年代を代表する二大アクションスターのシルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガー共演のアクションドラマだ。二人は同じ時代にアクションスターとして活動し、しのぎを削り合ったライバル的存在であった。しかし、そんな二人はプライベートでは仲良しらしく、91年にはブルース・ウィリスと共に「プラネット・ハリウッド」と言うレストラン経営に乗り出す。
レストラン経営と言う形で築いた絆は身となり、スタローン主演作「エクスペンダブルズ」(10)
以下ネタバレ注意
スタローン演じるブレスリンはセキュリティー会社のコンサルトで、身分を隠して自ら監獄に収監されて脱獄し、その監獄の欠点を指摘する覆面調査員の様な事をしている。そんなブレスリンにCIAから調査依頼が舞い込む。しかし、その依頼には巧妙な罠がブレスリンを待ち受けていた。謎の集団に強制的に拉致された彼が監禁された場所は、自ら設計に携わった脱出不可能な監獄であった・・・。と言う、肉体派のスタローンが知能犯的に役柄に違和感を覚えるが、拉致される調査依頼された時のブレスリンは「爆弾テロリスト」と言う名目で収監される。そんな爆弾テロリスト」と言えばスタローンがシャロン・ストーンと共演した「スペシャリスト」
拉致されたブレスリンはヘリコプターで移動して、最新設備とカメラで監視された謎の監獄に送り込まれる。何処だか場所も判らない監獄。「実は」と言う展開が待ち受けるが、監獄の正体は様々な宣伝媒体でネタバレ状態なのがもったいない。私はいつも通りに何も知らずに見たので、監獄の場所には「オーッ」と心の中で小さく叫んでいた。監獄には冷酷な所長ホブス(ジム・カヴィーゼル)や、マスクを被った所員たちが囚人たちを常に監視している状態だ。しかし、囚人たちは割とルーズに広場で集まり派閥を作り過ごしている。
そんな囚人たちのボスとなるのがシュワ演じるロットマイヤーだ。敵か味方か判らぬロットマイヤーであったが、ブレスリンに協力的な人物と判明する。敵の目を欺くために行うブレスリンとロットマイヤーの肉弾戦は、シルバー世代に突入した二大アクションスター同士のガチンコ勝負に、自然とほほも緩み観客のアドレナリンも大放出必至のドリームマッチを披露してくれる。
所内で混乱を起こした者が入れられる独房は、巨大なライトの光と熱で囚人を拷問すると言う前代未聞の懲罰が行われる。このシーンで独房に入れられたロットマイヤーが、ブレスリンの脱獄行動を隠すために、ドイツ語で騒ぎ出すシーンが登場する。オーストリア出身のシュワルツェネッガーが母国語を使った面白いシーンである。
紆余曲折を経て、ブレスリンとロットマイヤーは綿密な計画を練り、他の派閥の囚人や監獄の医師(サム・ニール)を巻き込み脱獄計画を実行に移すクライマックスで、待ちに待ったド派手なアクションに移る。スタローンやシュワそれぞれに見どころを作る中、シュワが機関銃を構えるシーンは、けれんみたっぷりにスローモーションを使う。作り手が最高にカッコいいシーンをシュワの為に作った素晴らしい演出である。予定通りの大団円を迎え、シュワの正体も「実は・・・」と言うニヤリとするオチも楽しい。
劇中、セリフで登場するテロリスト「マンハイム」がイマイチ判り辛い事が難点であるが、スタローンとシュワルツェネッガーの夢の共演作としてまずまずの仕上がりである。お正月映画にピッタリの作品であるが、正月第二弾公開になってしまった事が残念である。スタローンとシュワのファンは見て損のない作品である。
アーノルド・シュワルツェネッガーの舞台挨拶
会場となったスクリーン7の中央左の扉から、客席中央の通路を通ってスクリーンの前へと移動するシュワ氏の姿を私は間近に見る事が出来た。そして、 マスコミがごった返す中、一般観客席からも部分的に写真撮影OKという主催者の太っ腹なご厚意により、私が撮影した写真を貼っておきます。
シュワ氏の発言で注目すべきは「『エクスペンダブルズ3』の撮影が終わった」と言っていた。また楽しみが一つ増えた。
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