新・辛口映画館

アクセスカウンタ

zoom RSS 映画「神秘の法」@109シネマズ川崎

<<   作成日時 : 2012/10/08 18:44   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 2

 公開二日目夜の回。客入りは7割くらい、客層は大人に混じり小さなお子さんが多数来場している。その中で赤ちゃん連れの家族がいて、「上映中に赤ちゃんが騒いで家族が外に連れ出す」という行動パータンが繰りかえされ、終始落ち着かない迷惑な状態で鑑賞することに・・・。

   
 映画の話

 202X年、東アジア共和国でクーデターが勃発し、軍部出身の皇帝が支配する帝国ゴドムが誕生。ゴドムは謎の技術で軍事力を強化し、日本をはじめとする周辺国を次々と占領してしまう。国連もアメリカもお手上げ状態であったが、そんなゴドムに抵抗を続ける「ヘルメス・ウィングス」という国際的秘密結社があった。ヘルメス・ウィングスに所属する予知能力者の獅子丸翔は、仏教僧に救世主が再臨するという予言を告げられる。


 映画の感想
 
 近未来の日本を舞台に現代の救世主誕生を、ありえない壮大なスケールで描いた作品であるが、稚拙なアニメとCG、平板な演出で盛り上がりにかける。丁度「仏作って魂入れず」状態な仕上がりである。

 同じ幸福の科学が制作した前作「ファイナル・ジャッジメント」が実写で勝負したのに対して、今回はアニメという表現方法で描いたが、他のアニメ作品と比べると全体的にチープな仕上がりで、作家性も感じられず、大川隆法氏が思い描く恐怖の未来予想は、信者ではない私には絵空事に感じたが、今の中国や韓国の反日感情と奇妙にマッチし、以外にタイムリーな公開となった。まぁ、それにしてもこんな短期間に、2本の作品を制作してしまう幸福の科学の財政力は凄い。

   以下ネタばれ注意

 物語は巨大な軍事力と経済力を持った、東アジア共和国でクーデターが起こり、帝国ゴドムが誕生し、日本と近隣諸国が占領される中、一人の救世主が現れ平和に導く、という前作と同じアプローチが取られるが、本作を見ると荒唐無稽と思った前作がまともに感じる位にぶっ飛んだ話である。スケールも全世界規模となった。

 本作に主人公・獅子丸翔は国際的秘密結社「ヘルメス・ウイング」に所属しゴドムに対して抵抗している。そんな翔はジェネラル(総督)に見込まれ、時期ジェネラルを継承する。彼は予知能力を持ち、一瞬先や近未来を見る力がある、と書くと聞こえが良いが、要するに「ファイナル・デッド」シリーズの主人公や、「SP」の岡田准一が演じた井上薫のような力があるといった、映画やドラマで手垢の付いた設定なのだ。

 そんな翔を救世主という証拠のように、インドからは古文書を持った僧侶がやって来るわ、ペルーでは杖が見つかり、巫女のような女神霊と対話したり、ベガ星から来た宇宙人にまで念を押され、徐々に自分が救世主と自覚する翔であったが、都市をまるごと消滅させる威力を持つ破壊兵器を所有するゴドムに潜入するが、失敗をして囚われ、キリストのように十字架に貼り付けられて、全世界の人々が強制的に見せられるスタジアムでの公開処刑にされる。

 しかし、ここから先は信者さんもぶっ飛ぶ荒唐無稽が大爆発である。銃殺により一度は死んだ翔は、スタジアム上空に飛来したUFOからパワーを貰い蘇る。まるでキリストの復活の如く神々しく輝く光包まれる翔に驚く、スタジアムの皇帝とゴドム軍と観客たち。翔の存在を認めたくない皇帝は、邪悪な力で骸骨兵を操り翔を抹殺しようとするが、翔を守ろうとする神々の力で、スタジアム内は悪と善の代理戦争が繰り広げられる。

 そこに古代人や巨大な神、竜、ヤマトノオロチといった日本古来の伝説的なキャラが戦う姿が、20年位前に作られたゲーム映像みたいなチープなCGで描かれる。ヤマトノオロチは最終的に東宝怪獣キングギドラみたいになってしまう。更に空からは地球崩壊のどさくさに紛れ込み、地球を乗っ取ろうとする爬虫類型宇宙人が虎視眈々と、UFOの中から戦況を眺めている、と言ったぶっ飛んだ展開に驚きつつ、「これを実写で描いてくれれば・・・」と心の中で叫んでいた。

 大川氏が思い描く恐怖の未来予想図には、前作にも登場する宗教理念と言える八正道や、霊界、転生輪廻、祈りといった宗教色を強く感じるキーワードを盛り込み、一般観客を勧誘するプロパガンダアニメと言った仕上がりであるが、信者さんには素晴らしい作品となるのであろう。

 映画「神秘の法」関連商品
 
 

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
神秘の法
2012年10月14日(日) 15:15〜 品川プリンスシネマ8 料金:0円(会員が券を購入) 『神秘の法』公式サイト 会員に連れて行かれるイベント・ムービーだが、今年は何と2回目だ。 どうみても中国が侵略してくるという、前回の「ファイナル・ジャッジメント」に酷似した内容だが、ウンモ星人とも対話したとされる総裁の宇宙人熱からか、今回は裏で宇宙人が暗躍する。善の宇宙人が、アダムスキーの金星人みたいな奴で、悪の宇宙人は「V」同様の爬虫類系。 技術的にかなり劣る総裁のアニメだが、キャラクター・... ...続きを見る
ダイターンクラッシュ!!
2012/10/17 23:46

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
子持ちでの映画は 迷惑なの?

子持ち以外でも 迷惑な人いると思いますよ
映画は それぞれの楽しみ方がありますから
匿名
2012/10/20 12:08
匿名さんへ

別に子持ちは迷惑ではありません。
私も様々な場所でお子さん連れの映画上映を体験しています。

しかし、今回は異常でした。
スクリーン1番前席を陣取った赤ちゃん連れの5人家族は、映画をそっちのけで、赤ちゃんをあやすために代わる代わる、劇場を出たり入ったりを終始繰り返していました。

お子さん連れにはTOHOシネマズが行なっている「ママズクラブシアター」と言うものがあります。http://www.tohotheater.jp/service/mamas_club_theater/
この様な特別上映を利用するのも、お子さん連れにはお勧めですし、匿名さんのお考えと合致すると思います。
masala
2012/10/20 17:31

コメントする help

ニックネーム
本 文
お小遣い稼ぎならポイントサイトGetMoney!
映画「神秘の法」@109シネマズ川崎 新・辛口映画館/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる