映画「千年の恋 ひかる源氏物語」をDVDにて鑑賞。

 昨日DVDで吉永小百合主演の2001年の東映作品千年の恋 ひかる源氏語物」を見た。


 この作品は、紫式部が『源氏物語』の執筆からちょうど千年という節目に、豪華キャストで式部ワールドを描きだす大河ロマンなのだが、かなり珍妙な作品である。





 映画の話は、才女として誉れ高い紫式部。時の権力者・藤原道長から娘の彰子の教育係を頼まれ京の都へおもむく。ライバル・清少納言へ闘志を燃やす一方、光源氏の恋愛遍歴をつづった自著「源氏物語」を彰子に説いていく。





 この映画は、紫式部の人生と「源氏物語」の光源氏の二つの世界が交差しながら描かれ、時には「源氏物語」の世界に紫式部本人が入る、という複雑な構造で「源氏物語」の絵巻の世界観をSFXで再現するという荒唐無稽な作風で、話と話の間には松田聖子が扮する妖精のMTV風の映像が挿入されるという摩訶不思議な映画である。





 それにしてもキャストが豪華である、紫式部に吉永小百合、藤原道長に渡辺謙、そして男である光源氏に天海祐希、この天海祐希のキャスティングがこの映画の要である、映画の中で光源氏は異母である藤壺(高島礼子)に始まり、10歳くらいの少女から役の上では57歳の岸田今日子まで複数の女性と肉体関係を結ぶというカサノバ的な人物であるが、宝塚で男役のトップスターの天海のおかげでエロさは感じられない様に出来ている。





 映画の感想は、この作品を見るのはこれで二回目、映画の内容といい、豪華なキャストといい、お正月に見るには最適な作品であるが、映画としては珍品。話も二重構造で頭が混乱して来ることも多々ある。監督の堀川とんこうも劇場初作品で、あれやこれや詰め込みすぎで整理仕切れていないのも否めない。それでも見るべき点もある、それは富田勲の音楽だ、なんとも現実味の無い世界を富田の幻想的なシンセサイザーのオーケストラが作品を補っている。


 なんだかんだ悪い点も多い作品であるが、現在東映のお正月作品の「大奥」よりずっと面白い作品だった。





 『千年の恋 ひかる源氏物語』のオリジナル・サウンドトラック盤はコチラをクリック。










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