「グレイテスト・ショーマン」@TOHOシネマズ新宿

 公開から45日位経った平日の夕方。このシネコンで一番大きい劇場スクリーン9には、6割位の客入りで客年齢は若い。プラス200円払ってドルビーアトモス、字幕版を鑑賞した。
   


   映画の話
 P・T・バーナム(ヒュー・ジャックマン)は妻(ミシェル・ウィリアムズ)と娘たちを幸せにすることを願い、これまでにないゴージャスなショーを作ろうと考える。イギリスから奇跡の声を持つオペラ歌手ジェニー・リンド(レベッカ・ファーガソン)を連れてアメリカに戻った彼は、各地でショーを開催し、大成功を収めるが……。

   映画の感想
 巷で高評価の噂を聞き、ハードルが思いっきり上がった状態で見てしまった事がまずかった。決して悪くはないが、そんなに大騒ぎするほどの作品には感じなかった。

 まず、ミュージカルパートから始まり「地上最大のショー」と高らかに歌い始めて私は焦った。「あの「地上最大のショー」のリメイクか?」と疑心が走ったが、そうでもないようだ。ウィキペディアによると、セシル・B・デミル監督「地上最大のショー

は本作の主人公の決め文句から題名をとった、関連性のないサーカス映画だそうだ。

 まぁ、冒頭のミュージカルパートで判るが、本作の基本的なダンスや映像の見せ方は、マイケル・ジャクソンのダンスやMVからの影響が強い。バーナムの決めポーズは正にマイケルの決めポーズにソックリである。

 本作の構成はドラマとミュージカルパートが混在する、典型的なミュージカル映画のパターンを踏まえた構成だが、魅力的なミュージカルパートに対して、ドラマパートがイマイチ掘り下げが足りなく感情移入し辛い。バーナムとその家族とフィリップとアンのカップルはまぁ描かれていたが、フリークスと呼ばれていた劇団員たちは将軍とレティ以外が、十把一絡げになってしまった事が残念である。彼らも色々な思いや葛藤があったはずだ。そして、レベッカ・ファーガソンが演じた歌姫ジェニー・リンドも、何だか中途半端な掘り下げで微妙な存在になった事も残念だ。

 監督は本作が初監督作品となったマイケル・グレイシーだ。特撮関係の裏方からキャリアをスタートさせた監督だけに、撮影やCGを使ったシーンは実に美味い。しかし、魅力的なミュージカルパートに対して、面白みに欠けるドラマパートのバランスが悪く、全体的に見ると豪華なミュージックビデオを見せられた印象となってしまった。せっかく良い題材だけに残念である。

   

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  • 「グレイテスト・ショーマン」

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