2016年辛口邦画ベストテン

　年末恒例の辛口ベストテンの発表です。諸事情がありブログにレビュー書いていない作品が多数あります。

　　　第一位
　　　
　60年以上続く人気シリーズ「ゴジラ」。そんな先人の手あかがついたコンテンツを、大人の鑑賞に堪えうる新次元の作品に構築させた作家たちの心意気に感服した。レビューはコチラ

　　　第二位
　　　
　実在の事件をモチーフに、犯人と思われる人物と関係を持った3組の人々のドラマを衝撃的に描いた作品だ。レビューはコチラ

　　　第三位
　　　
　親子のドラマで始まる物語が、やがて寄り合い所帯の疑似家族へと変貌する物語が見事で、伏線の回収も上手い。監督、キャストが一体となり良い作品を作ろうとする意気込みが、そのまま作品に反映された秀作だ。

　　　第四位
　　　
　たった一人の無秩序な暴力が他者を巻き込み大きな事件に発展する。閉塞感に包まれた現代をリアル反映した力作だ。柳楽優弥、菅田将暉の演技も素晴らしい作品だ。

　　　第五位
　　　
　バス事故と不倫と言うネガティブな要素から始まるドラマが、主人公が同じ遺族と繋がる事で、ポジティブに変換する前向きな物語が心地良い良作だ。

　　　第六位
　　　
　人生低迷期の主人公が生命力あふれる個性的なヒロインと出会い、新たな道を歩むまでを深く下げた良作だ。蒼井優が上手い。

　　　第七位
　　　
公開延期で味噌が付いたが、童貞パワーが炸裂したブレの無い宮藤官九郎監督唯一無二の世界観がハチャメチャな作品だ。

　　　第八位
　　　
　後半にドラマが失速してしまうが、前半から中盤はかなり良い。不気味なドラマ展開は黒沢清作品共通の味わいだ。

　　　第九位
　　　
　ふとした事から男性美容師に執着する女性の心理をじっくりと描いた佳作だ。女性映画を得意とする東陽一監督の健在ぶりを感じる作品だ。
　　　
　　　第十位
　　　
人気作品の初フルCG作品だ。渋谷、大阪と言った既視感溢れる舞台を背景に、GANTZ部隊と妖怪の対決はエキサイティングだ。日本ならではのCGアニメーションでクオリティも非常に高い。

　「2016年辛口洋画ベストテン」はコチラ

Comments

[mig]

あけましておめでとうございます！
なかなかコメントできませんが、今年もよろしくお願いします。

２０１６年は面白い作品が多かった気がします！

[masala]

migさん、ありがとうございます。
こちらこそよろしくお願いします

[yukarin]

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
私も邦画ではゴジラが1位になりますね。
2016年は邦画が当たり年でしたが2017年はどうなるのかたのしみでもあります。

[aq99]

2016年ブロガーが選んだ映画ベスト10ができあがりました（ついでに2015年も）。
「湯を沸かすほど」と「永い言い訳」をランクインされてるだけで勝手に親近感をもっております。
お暇な時にでも、ご覧ください。

[masala]

aq99さん

コメントありがとうございます。
ブログ昨日拝見しましたよ。
毎年恒例になった一大イベントお疲れ様でした!