映画「第7鉱区」@TOHOシネマズ六本木ヒルズ

 今回はいつもお世話になっている映画レビューサイト「COCO」さんのご招待で、「第24回東京国際映画祭」での上映を見てきました、客入りはたぶん満席。
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 映画の話
 九州の西、東シナ海にある「第7鉱区」では、1970年代から石油ボーリング船による採掘作業が行われていた。ヘジュン(ハ・ジウォン)は事故で命を落とした父親の遺志を継ぎ、ボーリング船エクリプス号の隊員として同僚のドンス(オ・ジホ)らと共に額に汗して働いていた。だが、ついに本部からは成果が出ないということで撤収の命令が下されてしまい……。

 映画の感想
 既存のモンスター映画「遊星からの物体X」、「エイリアン」、「ザ・グリード」などのいい所を寄せ集めてMIXしたような作品である。オープニングのテーマ曲はジェームズ・ホーナーが作曲した「エイリアン2」風であり、逃げ場の無い閉ざされた空間で、クリーチャーが次々に人々を襲う展開は、先にあげた3作品と共通する。

 映画の幕開けは1985年。海中でクリオネのような生物を大量に発見するエピソードを経て、あっという間に現代に移り、舞台となる第7鉱区の石油ボーリング船の話となるが、相変わらずハイテンションで騒々しい韓国映画のドラマシーンは私の肌に合わない。「JAWS」を真似た古傷の自慢合戦を兼ねた登場人物紹介みたいなオープニングドラマを我慢すると、本題となるクリーチャーが登場する。はじめはクリオネのような小さな生物が、あっという間に牛か象くらいの大きさの巨大生物になってしまう。まぁ、「エイリアン」もそうだが、どうもモンスター映画は小さいクリーチャーが一気に巨大になってしまう。観客としては、その中間点が見たいのだが・・・。

  以下ネタばれ注意

 最初クリーチャーは小出しにクルーを襲うわけだが、最初の犠牲者となる女性化学者の死体に、精子の様な粘着液が付着していた為にクルーたちが性犯罪と判断し、一人のクルーを犯人と疑うプロットも「遊星からの物体X」に似ている。「物体X」では基地隊員同士がクリーチャーにボディスナッチされたと疑心暗鬼に陥る描写によく似ている。続く、男性医師も殺され、一人のクルーの犯罪と断定した矢先に、やっとクリーチャーは全貌を現す。

 それにしてもクリーチャーの造形はイマイチ良く判らない。複数の足を持ち、目も四つ、体の表面には「遊星からの物体X」に登場したクリーチャーのように、複数の触手のような物がシュルシュルと動いている。このクリーチャーは「エイリアン」と同様に弱点が無い生物と思われたが、あるクルーが生物の弱点を知っていて、実は人間が生物を養殖して作り出していた事も判明する。生物の弱点は石油から生まれた生物らしく、体表面が揮発性で可燃性がある事で火に弱い。強いんだか、弱いんだか判らない生物であるが、次々と乗務員たちを血祭りに上げる。

 クライマックスは「エイリアン」と同じように、クリーチャーを殺す為に最終手段としてボーリング船を丸ごと爆破するスイッチが押され、爆破のカウントダウンが続く中、最後に生き残った女性クルーがクリーチャーと一騎打ちになる。ここからは主人公を演じたハ・ジウォンがバイクアクションやら様々なアクションを披露する。クリーチャーとの一騎打ちも終わり、普通のハリウッド映画であればここでエンドロールとなる訳だが、感傷的なエンディングを用意した所が韓国映画らしいのだろう。

 最後に本作の3D効果を書きたい。今回、私が座った席が右端だったからかもしれないが、ほとんど3D効果は感じられずだった。オープニングの海中の微粒子が凄くきれいだったので、期待したのだがドラマ部分はほぼ2Dと見紛うくらい奥行き感も立体感も無い。所々にギミック程度に物が飛び出す位で、3D映画と期待をすると肩透かしを食らうので注意が必要だ。

   TREview

 
 



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