映画「ブギーマン」をDVDにて鑑賞。

 劇場公開時に見逃していた、サム・ライミ製作の「ブギーマン」をDVDで鑑賞した。「ブギーマン」と言うとジョン・カーペンター監督の「ハロウィン」シリーズを思い出すが本作は全く関係ない。アメリカでは子供を怖がらせる隠語としてブギーマンという名前が使われているらしい。





 映画の話


 仕事も恋愛も順調なティム(バリー・ワトソン)は、どこにでもいる20代の若者だが、決して人には言えないトラウマがあった。それは15年前、父親が自宅のクローゼットから出現した謎の怪物“ブギーマン”に連れ去られる現場を目撃していたのだ。以来、極度の暗闇恐怖症のティムだが、ある時、あのブギーマンが現われて……





 承知のとおり、サム・ライミは日本のホラー映画「呪怨」にご執心である。それなのかは判らないがアメリカでも日本のホラー的な作品が作れないか、と言う考えがあったのではないか。「呪怨」の伽耶子が押入れの天袋から出てくるなら、「ブギーマン」はクローゼットからという安直なアイディアから製作されたのではないかと勘ぐりたくなる。そういえばピクサーの「モンスターズ・インク」もクローゼットからモンスターだし。





 映画冒頭の主人公のティムのトラウマになった15年前の子ども時代から始まるのだが、このシーンの構成やアイディアがどう見ても1982年の「ポルターガイスト」のパクリにしか見えない。


 雷が鳴り響く嵐の夜、一人ベットでおびえるティムが部屋に置いてある全ての物が恐怖の対象として見え、特にクローゼットが一番怖い。ベッドの下、いすに置いてある洋服、おもちゃなど全てが怖く見える。このシーンと、「ポルターガイスト」の丁度ラスト前の、テレビの中から別世界にいってしまったキャロル・アンが救出されて兄と二人で子供部屋で寝ている所にまた超常現象に襲われるシーンのシークエンスにそっくりで、ビデオかDVDを持っている人は比較してみると面白いかも。





 話は「ブギーマン」に戻り、15年後に母の死をきっかけに子供時代をすごした街に戻り、トラウマになった家で一夜を過ごす事になり、再び恐怖を味わう事になるのが大まかなストーリーなのだが、とにかくよく判らない話なのだ。





 彼が帰ってきたせいか、行方不明の子供が現れたり、ブギーマンが蘇りティムの彼女を連れ去ったり、ティムのおじさんも被害に遭うしで、本編約80分の中


前半から中盤まではなかなか良かったのだが後半は話が暴走してしまい、訳の判らない内に映画は終わってしまう。





 映画の感想


 監督が、シルベスター・スタローンの「追撃者」のスティーブン・ケイだけありかなり乱暴な展開に持ち込む。クローゼットを抜けると別の部屋にいってしまうなど「どこでもドア」並みの技を使ったり、監督お得意の早送りみたいな映像、最近でも「SAW」シリーズがよく使う早送り編集が随所に出てくるしで、ブギーマンの造形も早く動きすぎて最後まで確認できないしで非常にガッカリした。やはりアメリカ映画で日本のホラー映画的な表現は難しい事が判った。





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