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zoom RSS 「君のまなざし」@シネマサンシャイン平和島

<<   作成日時 : 2017/06/16 19:50   >>

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 公開から約一月経ち、この劇場での上映最終週となった木曜日の夕方。シネマ5に観客は私一人だけだ。この劇場で3度目の貸し切り状態で映画を見た。

   



   映画の話
 夏休みを迎えた大学生の健太(梅崎快人)は、友達の朝飛(大川宏洋)、巫女のあかり(水月ゆうこ)と一緒に長野のペンションで住み込みのアルバイトをすることになった。ある夜、健太は不思議な現象に遭遇し、ペンションに秘密があることを知る。健太があかりと共にその真相を探っていると……。

   映画の感想
 宗教団体「幸福の科学」の大川隆法が原案、製作総指揮を務め、その息子・大川宏洋が総合プロデュース、脚本、出演、歌を務めたニュー・スター・プロダクションの自主製作映画だ。自主製作映画と聞いてチープな印象を抱くが、団体は大金持ちなので大手映画会社が製作した作品と引けをとらないクオリティだ。しかし、団体が製作したので一般の観客には敷居が高く、そっぽを向かれてしまったのだろう。

 私も団体が製作した「フィイナル・ジャッジメント」から全ての作品を見てきたが、アニメ作品は別として、前作「天使に“アイム・ファイン”

と比べると格段と良くなっている。撮影にはドローン、スタディカム、ドリーズームも使われて本格的だ。

   以下ネタバレ注意

 幕開けは主人公を含む若者グループが川辺でパーティー中に、川でおぼれた少女を救うシーンからスタートするが、割とあっさり描かれて忘れてしまいがちだが、この冒頭のエピソードが後々大事になるので、記憶にしっかりととどめておくように。そして、何もなかった様に始まるペンションを舞台にした青春ドラマは、次第にスピリチュアル寄りに突き進む。ちょっとフジテレビアンビリバボー」で紹介する様なドラマである。

 そんな中、主人公・健太が金縛りに遭うシーンが描かれるが、ここまでリアルな金縛りシーンは、今まで見た事が無い恐ろしいシーンでこちらが思い出して悪夢にうなされそうである。作品は中盤辺りから段々と怪しい展開になり、オカルト映画の様に手塚理美が心霊として登場する。あまりにも大胆な描写に一般人の私は固まってしまう。

 スピリチュアルで始まるドラマは、次第にオカルト色が濃厚になり、時空まで飛び越えて、脇役程度の扱いだった大川宏洋が大々的にフィーチャーして、「霊界の門」が開かれる恐ろしい描写が始まる。顔をペイントした大川の姿は、まるで「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐

でダークサイドに堕ちてしまったアナキン・スカイウォーカーの様な、負のパワーが炸裂する。朝飛役大川宏洋の怪演は大注目である。
 
作品全体を見ると、神様寄りの作風は否めなく、突っ込み所も多々あるが、幕開けと幕引きが一体となる構成の上手さを感じた。そして、観客に信仰のありがたさを無理強いせずに伝える事に成功した様に見えた。まぁ、この映画を見てどの位の人が団体に興味を持つかは不明であるが、これからも興業度外しした新作映画を作り続ける事であろう。次回作は団体の新たな顔となった千眼美子主演作をお願いしたい。

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