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zoom RSS 「素晴らしきかな、人生」@よみうりホール

<<   作成日時 : 2017/02/25 15:03   >>

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 「報知映画賞 特選試写会」。客席は満席。

   



   映画の話

 広告代理店の代表として成功してきたハワード(ウィル・スミス)だったが、愛する人を失ったのを機に仕事も私生活もままならなくなってしまう。やがて会社の業績も悪化し、社員たち(ケイト・ウィンスレット、エドワード・ノートン、マイケル・ペーニャ)も気が気ではない。そんな中、ハワードは舞台俳優たち(キーラ・ナイトレイ、ヘレン・ミレン)との出会いによって、少しずつ変化していき……。


   映画の感想

 何とも生温くあざとい作品だ。まず、この題名は何なんだ。フランク・キャプラ監督の名作「素晴らしき哉、人生」(46)

とそっくりで混同してしまうではないか。てっきりリメイクかと思ったが違う。

 物語と描き方がとにかくあざとい。まず、冒頭に絶頂期の主人公ハワードの姿がちょこっと描かれて、一気に時間がぶっ飛び、彼はどん底人生に陥っている。そのハワードがどん底になった原因が、最愛の娘の死なのだが、物語は一番大事な描写がバッサリと割愛されている。何故か娘の死はセリフで説明して、生前の娘とハワードが楽しく遊んでいるイメージシーンだけが流れる。非常に違和感の残る構成であるが、その答えはラストで判る、あざとい構成なのだ。

   以下ネタバレ注意

 心を閉ざしたハワードは物語のメインパートから退き、彼の同僚たちのおせっかいな世話焼き作戦が始まる。ハワードの会社の同僚たちが彼の閉ざした心を直そうと、舞台俳優3人を使い、秘密の作戦を決行する。その作戦の内容は割愛するが、まるでTBS「モニタリング」がやりそうな、ドッキリ映像みたいな子供じみた作戦を、いい年した大人が真剣にやってしまい、疑心暗鬼だったハワードも次第に取り込まれていく。よく、こんな低レベルな脚本が映像化されて、全世界公開してしまい逆に驚く。

 そんな作戦にまんまと引っかかったハワードは、同じ様な境遇の人たちが集まり語り合うセラピーへと参加するのだが、その中の参加者と意外な接点が・・・となる。ラストでその人物との関係が判るのだが、これで冒頭の謎が解けた。このオチのために娘の死が描かれなかった訳で、私の違和感は落胆に変わった。更にとどめを刺す様に、劇団員の正体が更なる混乱を招く。

 まぁ、それにしてもよくこんなくだらない映画にヘレン・ミレン、ケイト・ウィンスレット、エドワード・ノートン、、キーラ・ナイトレイ、ナオミ・ハリス、マイケル・ペーニャら豪華キャストが集まった物だ。多分、ウィル・スミスの人脈なのだろうが、まったく豪華キャストの無駄遣いだ。今年のワースト候補決定だ。 

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
「俺、娘の死以来、見えてはいけないものが見えるんだ」と言って精神病院に駆け込んだら話が終わってしまう。
ふじき78
2017/02/26 08:52
ふしぎさんへ

それは面白い。
その話で一本作ったら、お金払って映画を見に行きます。
masala
2017/02/26 12:27

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