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zoom RSS 【映画館】「白魔女学園 オワリトハジマリ」@新宿バルト9

<<   作成日時 : 2015/06/22 16:33   >>

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 公開から一週間が経った土曜日の夕方。客席69のシアター1には8〜9割位の客入りで客層は若い。

   
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   映画の話
 心が傷ついた少女たちを迎えては、エチュードを施して白魔女へと育成する白魔女学園。厳しい訓練を乗り越えて白魔女となったもが(最上もが)は、世界を救う旅に出てもう一人の白魔女りな(小池里奈)と出会う。だが、魔力で新世界を創造することをもくろみ、白魔女の存在を憎む黒魔女の一団とも遭遇する。やがて、彼女たちにりなが連れ去られてしまい、その救出に挑もうともがは黒魔女学園へと向かう。意を決して戦いに臨む彼女だったが、その前に共に白魔女学園でエチュードに励んだ少女たちが現れる。

   映画の感想
 「でんぱ組.inc」」主演作なのにファン以外には最上もが以外は誰がメンバーだか判らなかった前作。更にもがと成瀬瑛美以外のメンバー全員が死んでしまった状態から、どの様にメンバーを復活させるのか課題も多い中に完成した続編。 そんな反省からか、今回はオープニングタイトルにメンバー一人一人が名前テロップ付で登場させているのだが、本作はストーリー上仕方がないが、最上もがwith「でんぱ組.inc」状態になっている事を、ファンはどの様に受けとめるのだろうか?

 さて続編の感想なのだが、前作も判り辛い世界観であったが、本作は登場人物が増えて、作品世界が広がり、更に判り辛くなった印象だ。とりあえず前作の予習が必要だ。それにしても、表情が乏しく感情が伝わってこない最上もがをはじめ、メンバー全員に華の無い事は痛い。そんな状態を打開するように、本作では可愛く華のある小池里奈を投入して「でんぱ組.inc」と共にW主演のような形にした事は良い。それから、前作で死んでしまったもがの妹役・山谷花純が回想シーンで登場させた点も良い。

 更に今回は判りやすく、敵キャラとなる鳥居みゆき率いる黒魔女トリオを投入した。鳥居は現在公開中「虎影」でもいい味を出していた。本作では小娘相手に負のオーラを発散させて貫禄を魅せる。彼女の変身後の姿は米映画解説者で俳優のエルヴァイラそっくりになってしまうのはご愛嬌だが、最近の鳥居みゆきはいい仕事ぶりである。

 それにしても前作に監督を続投した坂本浩一の演出はこれでいいのだろうか?観客を置き去りに、矢継ぎ早に展開する物語の語り口について行けない。彼は「仮面ライダーW」や「仮面ライダー フォーゼ」など特撮実写物を得意とする監督なのだが、アクションシーンありきで物語が頭に入ってこない。更に妙なエロカットが多く、少女たちの変身シーンの吐息の様な色っぽい声も何かこのドラマには不似合に感じる。

 とにかく坂本監督は変身シーンが大好きだ。各キャラクターが魔女に変身するシーンは一人ずつ丁寧に別カットで挿入する。丁度その表現はアニメ「プリキュア」シリーズに通じるしつこい変身シーンとなった。特に最上もがは何通りにも変身して、いちいち別カットでインサートされる。流石にファンでは無い私はついて行けなかった。きっと監督はアニメの世界観を実写で表現していた様に感じた。

   以下ネタバレ注意

 本作で注目は前作で死んだメンバー全員が黒魔女の魔法で蘇り、白魔女となったもがにやっかみ、なじりながら全員で攻撃を仕掛けるシーンは、何か現実世界でメンバーの格差が生じて、もがにやっかむメンバーの姿に見えてしまう意地悪な演出がナイスである。 まぁ、最終的には各メンバーが収まる所に収まり「でんぱ組.inc」ファンも納得の仕上がりだったと思う。

 それにしても現実世界とは別物の異空間状態で展開するドラマだけに話が広がらない。もっと冒頭の様な現実世界の一般人を絡める様なストーリー展開にすれば、もっと話が広がり面白くなったと思われる。それからクライマックスに登場する地下に幽閉された伝説の白魔女役には中川翔子クラスの有名ゲスト女優を器用するなど、もう一捻りが必要であろう。

 秋葉原からデビューして、現在はメジャー街道に乗り始めた「でんぱ組.inc」。まだ映画2作目で「その魅力を伝えきれたか?」と聞かれれば疑問符がついてしまうが、まだまだ未知の才能を開花させるチャンスの時である。特にもが以外のメンバーがどの様に才能を開花させのか期待したい。次回作があるのであらば、「白魔女学園」はこれで終わりにして、「でんば組.inc」らしい楽しい作品に方向転換して欲しい。これからも「でんぱ組.inc」の活動に注目したい。

   

   

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『白魔女学園/オワリトハジマリ』(2015)
『白魔女学園』のパート2が作られると聞いた時に最初に思ったのは、同じでんぱ組.incを主演にした同じパターン、同じフォーマットを使った第2弾というものだった。ところが実際に作られたのは「続編」。前作のラストがラストなだけに、それを受けてどんな「続編」が作られるのか、せいぜい前作とはパラレル設定で緩く繋がってる程度なのかと思いきや、正攻法で「あの後」の物語を堂々とやるとは驚き。前作で主要メンバーの殆どが死んでしまっているため、今回は最上もが以外のでんぱ組メンバーはゲスト扱い(前作を辛くも生き延びた... ...続きを見る
【徒然なるままに・・・】
2015/06/28 22:46

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