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zoom RSS 映画「アイアンマン3」@TOHOシネマズ六本木ヒルズ

<<   作成日時 : 2013/05/25 16:19   >>

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 毎月14日は入場料金が¥1000のTOHOシネマズデーだ。プラス¥300を払い、手持ちのイメージマスターの3Dグラスを、六本木ヒルズオリジナルの3Dグラスと交換してもらい3D版を鑑賞した。上映劇場はこのシネコンで一番大きいスクリーン7。客入りは600名越えの大劇場に40〜50名位の閑散とした状態である。

   
   映画の話
 スーパーヒーローで編成された部隊アベンジャーズの一員として戦い、地球と人類を滅亡の危機から救ったアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)。だが、アメリカ政府はスーパーヒーローが国の防衛を担うことを危険視するようになり、それを契機に彼はアイアンマンの新型スーツを開発することに没頭していく。そんな中、正体不明の敵によってスターク邸が破壊され、これまでのアイアンマンが全て爆破されてしまう。何もかも失ったスタークだが、人並み外れた頭脳を武器に孤独な戦いに挑む。

   映画の感想
 本作はアイアンマン=トニー・スタークと言う構図は崩れ、今回はスターク自身に比重が置かれ、アメコミヒーロー物として見るといささか物足りなさを感じた。その原因は「アイアンマン」1作目のスターク役でスーパースターに返り咲いたロバート・ダウニー・Jrが、その後大成功した事で物語の進め方も変わり、ダウニー・jrが全身スーツで本人と確認できないアイアンマンに変身する必然性が無くなり、ダウニー・Jrが素顔のまま戦えるアイアンマンの一部パーツのみで戦うと言った荒業に出たように感じた。

 本作と前二作と違う印象は監督の交代も影響したようだ。シリーズ前二作を監督し、スタークの運転手役ハッピー役を演じてきたジョン・ファヴローの不在も作品カラーの違いに影響したようだ。ファヴローは他作品の監督に専念するために、本作では製作総指揮にまわり、ハッピーも物語冒頭で敵にやられて病院送りという、かなり寂しい事になってしまった。ファヴローの不在が影響したのか、スタークのキャラ設定も感じられる。前二作では傲慢金持ち男だったスタークが、本作では「アベンジャーズ」での戦いがトラウマとなり、心の病んだ金持ち男となってしまった。スタークの話し相手だったハッピーの代わりはコンピューターのジャーヴィスとなってしまった。

   以下ネタバレ注意

 そして本作の脚本はかなり荒っぽい。物語は紆余曲折を経て、敵の攻撃にぶちきれたスタークがテレビカメラの前で、自宅の住所を公表して、まんまと敵に自宅が攻撃されて全てを失ってしまう。まぁ、原作がコミックなので、主人公がこれくらい破天荒の方が面白く、自宅が破壊されるシーンは迫力満点だ。その上、スターク邸崩壊するピンチにポッツまでが、シリーズ初のアイアンマンスーツを着用して難を逃れる面白いシーンを描き出した。今作ではパーツをバラバラに装着する「鋼鉄ジーグ」のようなギミックを使ったアイアンマンスーツが大活躍である。

 物語中盤はアイアンマンスーツも失い、ひたすらトニー・スタークの人間ドラマに焦点があてられ、助けてもらった子供の家のガレージで、アイアンマンスーツを簡素化した戦闘パーツで敵地に乗り込み、テロリストの親玉マンダリンの正体が判ったりと、ややまったりとした展開が続き、ローズが使用していたアイアン・パトリオットがキリアンに奪われ、キリアンはアイアン・パトリオットを使い大統領専用機を急襲し、大統領を拉致する。ここで注目ポイントは大統領役のウィリアム・サドラー、副大統領役がミゲル・フェラーという名脇役たちが、彼らのキャリアで最高のステージに上り詰めた役を演じているのが面白い。

 大統領専用機のシーンは本作の中で一番ヒーロー物らしいシーンが用意されている。キリアンに急襲された大統領専用機は破損し、次々と機内の職員が機外に放り出される。絶体絶命のピンチにアイアンマンが駆けつけ、落下する職員達を救助するが、ジャーヴィスによると4人救出が限度の所、アイアンマンは倍以上の職員を全てあっと驚く方法で救出する感動的なシーンである。しかし、このシーンの大オチがいただけない。まさかの無人アイアンマンがスタークの遠隔操作で職員を救出したことが判明し、感動の涙も引っ込むブラックなオチにガックリである。

 クライマックスは失われたと思われたアイアンマン軍団が、人工知能なのか勝手にスタークと共に戦う大決戦となるが、もうスタークの手を離れ自立した息子達が勝手に戦っているようで面白味に欠ける。このシーンで見たことが無いマッチョなアイアンマンも登場するが、シーンが暗くて造形がよく判らないのが難点であろう。 かなり大味なクライマックスであるが、キリアンの手により人間兵器となったポッツにスタークが「私も20年前に依存症を克服した」というダウニーー・Jrならではの重みのある台詞にグッと来た。

 どうやら本作がアイアンマン3部作の最終章らしく、有終の美を飾りスタークが新天地を求めて旅立ちハッピーエンドとなるが、エンドロールの後にオマケ映像が入り、今回の話はカウンセリングを受けていたスタークの回想録を映像化したみたいだ。またまたブラックなオチに半笑いで劇場を後にした。それから本作はお馴染みの原作者スタン・リーのカメオ出演がイマイチで、テレビの中で審査員をしている老人なんて判り辛い出演で、私の前に座っていた外人3人組は笑っていたが、他の観客は気づいていない様子だったのが寂しかった。

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アイアンマン3
整備士トニー・スターク 公式サイト http://www.marvel-japan.com/movies/ironman3監督: シェーン・ブラック  「キスキス,バンバン」アベンジャーズの一員として ...続きを見る
風に吹かれて
2013/06/11 16:15

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