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zoom RSS 映画「バイオハザード ダムネーション」@109シネマズ川崎

<<   作成日時 : 2012/11/10 18:29   >>

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 金曜日の夕方。本作を上映するシアター9に観客は私を含めて9名と閑散とした状態で鑑賞した。

 

映画の話
 アメリカ合衆国大統領直属のエージェントのレオンは、東スラブ共和国の内戦で、生物兵器「B.O.W.」が使用されているという情報を受けて、一人で潜入を試みる。しかし、ほどなく東スラブ共和国から手を引くことが決定し、同国からの撤退命令が下る。だがレオンは「B.O.W.」の脅威によりこれ以上犠牲者を出さないため、撤退せずに単独で同国内での戦闘を継続することにし……。

 映画の感想
 私はCGアニメ版の前作「バイオハザード ディジェネレーション」を見ずに、いきなり本作を見たが、アクション重視で物語に面白さを感じられず期待はずれだった。まぁ、本作はゲームファンに向けて作られた作品になるのかもしれないが、フラリと訪れた映画ファンから見ると、いくら凄いアクションシーンを見せられても、肝心の物語が面白くなくては映画としてダメである。

 大体CGで作られたキャラクターに感情移入出来ないのは致命傷のように思う。CGアニメには二通りのパターンがある。ピクサー作品のように人間をデフォルメした作品と、本作やスピルバーグ監督「タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密」のように、とことんリアルに人間にそっくりなキャラクターを人間の俳優と置き換えた作品がある。しかし、いくらリアルにCGで作り出されたキャラでも、人間の俳優にはかなわない。どんな過酷な状況を切り抜けピンチを乗り越えても、表情が乏しく、汗一つ流さず髪の毛は常にサラサラ状態のキャラクターはリアルとは程遠い。この辺の人間らしいディティールを作家はないがしろにしている一方、ジーンズの生地目のアップに力を注ぐ。何か力を入れる方向が間違っているように思う。

 さて、本作はCGアニメ作品という事なのか、主人公たちが闘う相手はゾンビではなく生物兵器(B.O.W.)だ。四足歩行のクリーチャー、リッカーをはじめ、巨大人間型兵器タイラントと死闘を繰り広げる。ゾンビ物を期待して見るとかなり不満が残る。タイラントの造形は「プロメテウス」に登場するエンジニアによく似ている。まぁ、タイラントの登場でやっと物語が面白くなるが、時すでに遅しと言った所で、あまりにもつまらない前半~中盤が足を引っ張ってしまい、全体的には面白くない作品となった。

   以下ネタバレ注意

 全体的にはダメな映画でもラストだけは良かった。ゾンビ映画は基本的にバッドエンディングが通例であるが、本作は希望の光を描いたハッピーエンドとなっている。しかし、ラストになって子供たちが登場するが、あの子供たちはいったい何処に居たのか?この辺もちゃんと伏線として描かなければ納得出来ない。私は映画を見ている間、舞台となった街には革命派と軍人とゾンビしか居ない無人の街と思ってみていたが、実は一般の人々が生活していたらしい。せめて、ワンカットでもよいから「アンネの日記」のように、街の中で隠れて暮らす人々のシーンがあれば、ラストが感動シーンとなるが、本作はその様な映画的アプローチは皆無の為に子供たちの登場で「あれっ?」となってしまったのが残念である。

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