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zoom RSS 映画『墨攻』@新宿ミラノ1

<<   作成日時 : 2007/03/01 18:40   >>

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 27日、新宿ミラノ1にて『墨攻』を鑑賞した。
客入りは、平日の昼間にしては上々の客入りで200人から300人くらい、広いミラノ1なのでゆったり見れるが小さい劇場だったらかなりの混雑になるところ。


   

 映画の話


 紀元前370年、戦乱の中国。10万の趙軍に攻められた梁城は、女子供を合わせて4千の勢力しかない。そこへ戦闘集団“墨家”の革離という男が現れる。彼は武器を使わず地の利を活かす戦法で、10万の軍勢に立ち向かう。


   映画の感想
 まずアジア映画に疎い私にとって、知っている出演俳優はアンディ・ラウだけ、それさえも映画を見始めて短髪と髭面のせいでアンディと気づかない始末である。映画は梁城を巡る攻防戦で「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」を思わせるが、本作には超人的なパワーを持った人物が出てくる余地も無く、人間対人間の戦いである。

 映画はオープニングからテンポ良く進み、アンディ演じる革離の活躍が見ていて気持ちいい、先日見た『蒼き狼』も迫力の戦闘シーンではあったが、本作も凄い迫力、撮影は日本の坂本喜尚だ。そして音楽も日本から川井憲次の素晴らしいスコアだ。それから原作も日本だし、段々アジア映画のボーダーラインが消えつつある予感である。


 見る前はあまり気乗りしなかったが見ると面白い。迫力の戦闘シーンと革離の人物像にほれ込む梁国の王子と弓隊の勇士子団など出てくる人物が魅力的に描かれる。そして革離と逸悦のストィックな愛など見所が盛りだくさんでありながら、戦いに嫌気がさして逃げ出す梁国の民達の心境など細かいところまで目が行き届いている。ただ難点は、原作を知らない者にとって日本語の字幕スーパーに出てくる人物の名前や国の名前などの読み方が判らず、なかなか人物の名前と登場人物が覚えられない事、出来れば日本語吹き替え版があればそれを見たかった。


 それから、逸悦が馬裂きの刑にされるところを見て、かなりマニアックな作品ではあるが東映の牧口雄二監督徳川女刑罰絵巻、牛裂きの刑」を思い出してしまった。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
TITLE: いつも勉強になります。
SECRET: 0
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お話を伺っていると、面白そうですね。<br />

いつも分かりやすく解説して下さるので、今後観る映画の参考にさせていただいています。
けんおさる
URL
2007/03/01 22:17
TITLE: こんばんは!
SECRET: 0
PASS:
echo&コメ、ありがとうございました!<br />

この映画、革離の人物設定が、墨家からの正式派遣じゃなくって、まだ実戦経験もないのに、自己判断でやってきた(?)というところがミソですね。<br />

実際に、経験豊かな墨家なら、あんなに悩まないし、ラブストーリーもあり得ないですyo。で、原作は、こういう感じの、もっとストイックなお話しのようです。<br />

でも、映画としては、これくらい人間的だった方が、おもしろかったと思います。<br />

またよろしくお願いしますね。
猫姫少佐現品限り
URL
2007/03/13 01:29

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