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zoom RSS 映画「恐竜・怪鳥の伝説」@DVD

<<   作成日時 : 2010/06/20 17:05   >>

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恐竜・怪鳥の伝説 [DVD]
東映ビデオ
2005-04-21

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 映画の話
 一九七七年の夏。神秘のベールに覆われた富士の青木ケ原樹海で若い女性が、発見された。女は、息をひきとる直前に、大きな卵がと謎の言葉をのこして死んだ。そのニュースを知った芦沢節は、ただちに、富士へ向う。

 映画の感想
 公開当時に同時上映の「ドカベン」見たさで映画館に向かった小学生の私がトラウマになった作品である。今、改めて鑑賞するとツッコミどころ満載のたいした事無い作品であるが小学生の見る映画ではない事は確かだ。他のブロガーさんも「トラウマになった」と書いているだけに、全国の「ドカベン」目当ての子供たちを恐怖のどん底に陥れた確信犯的な作品である。

 映画が製作された1977年はスティーブン・スピルバーグ監督「ジョーズ」を引き金に動物パニック映画が氾濫していた時代である。たぶん、本作を製作した東映もそんなブームに便乗して本作を作ったのだろう。しかし、描き方が全然子供を対象にして作っていない作品だけに、今で言うスプラッター描写が満載で、現在なら当然PG12指定されてしまう作品であろう。

 そんな地雷の様な作品を子供向けの「ドカベン」の併映作品にしてしまう東映は無茶苦茶だ。私は本作を公開初日に丸の内東映に見に行ったわけだが、誰も家族が見たがらなかったので小学生の分際で生まれて初めて、たった一人で映画館に向かった。お目当ては「ドカベン」の出演者の舞台挨拶があったからだ。かすかな記憶であるがドカベンを演じた俳優と共に「ドカベン」がデビュー作であった永島敏行、そして川谷拓三もいた記憶がある。肝心の「恐竜・怪鳥の伝説」出演者が居たかは記憶に無い。

 さて、「恐竜・怪鳥の伝説」はあくの強い主題歌と八木正生のちょっとファンキーなフュージョンサウンドで軽妙に幕を開けるが、映画の中身はホラー映画さながらの恐怖演出にヒビリまくった。「ゴジラ」などの東宝特撮作品を見慣れた私も異様な作風に客席で凍り付いていた。青木樹海に自殺に来た女性が出くわす恐竜の巨大卵に始まり、馬の首なし死体と共に出来た血溜まり、ヒロイン助手の上半身だけの死体などグロイ描写の連続に、朝から空きっ腹だった私は気分が悪くなり血の気が引くのを感じながら映画を見たが、ショック状態だったのか映画後半はまったく記憶から消えていた。

 まぁ、今見ると何とも無い東映らしいノリで作られた強引な作品で、各エピソードのぶつ切り演出がダメダメである。映画前半〜中盤は恐竜が現れて登場人物が「ギャーッ」と叫んでカットアウトされてしまうが、観客としてはその先が見たいのだ。すっかり「ジュラシックパーク」なんかを見慣れてしまうと恐竜と遭遇した登場人物がどの様にして、現在の状況を回避するとか、恐竜に無残に食いちぎられるなどの描写が有る物と刷り込まれてしまっているので、本作の演出を見ると何とも歯がゆい。特にシャワーを浴びた女性が天井をぶち壊した恐竜に襲われるシーンがあるが、このエピソードはその後何にも語られない。普通であれば大事件で警察や報道が駆けつけるシーンがあってもよいはずだ。それから、本作はこんな大惨事なのに自衛隊が出てこない。あくまでも「ジョーズ」を見習ったのか村役場が主導権を握り、恐竜と怪鳥を撃退しようとしているのがおかしい。

 映画はクライマックスに恐竜と怪鳥の一騎打ちが森で繰り広げられるが、これはなかなか迫力がある。今でこそCGで何でも描ける時代になったが、昔は着ぐるみやミニチュアの躁演を駆使してアナログ技術で怪獣対決を再現していて、テレビの小さい画面でも迫力があるので、これを映画館の大画面で見たら相当な迫力があったはずだ。映画は怪獣対決に出くわした主人公とヒロインが火山の噴火と地割れを逃れ、手と手を取り合い幕を閉じるが、特典映像の予告編を深読みすると火山噴火や地割れはディザスターの序章であり、この後どうやら日本は氷河期になってしまったようだ。昔の映画は上映時間や製作予算の関係かバッサリと幕切れしてしまうが、映画本編後が「日本沈没」の様なストーリーになってしまうのだろう。う〜ん、その後が見たかった。まぁ、とりあえず今回は子供時代のトラウマを克服出来たが、全国のちびっ子を恐怖のどん底に叩き落した東映はトンでもない作品を作ってしまったものだ。

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