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zoom RSS 映画「THX−1138」@DVD

<<   作成日時 : 2009/06/10 23:20   >>

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THX-1138 ディレクターズカット
ワーナー・ホーム・ビデオ
2008-10-08

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 映画の話

 時は25世紀。人類はコンピュータが支配する地下に広がる世界で、精神抑制剤を投与されながら機械的管理の下、登録番号で呼ばれながらさまざまな作業に従事していた。しかし主人公のTHX1138と女性のルーム・メイト、LUH3417は抑制剤の投与をしない日々を続けてしまい、次第に“人を愛する感情”が目覚め、この世界では禁止されている肉体関係を交わしてしまう。尚かつ薬の未投与のおかげで毎日の作業にも支障をきたしはじめ、その事を知ったコンピュータはTHXを投獄し、裁判にかけようとするのだが……。


 映画の感想

 「スター・ウォーズ」シリーズの生みの親ジョージ・ルーカスの劇場長編デビュー作だ。私が中学生時代に松竹系で「スター・ウォーズ」(日本語吹き替え版)と共に、本作のオリジナルとなる短編「電子的迷宮/THX−1138 4EB」が併映として上映された。早速、私はこの短編を目当てに友達数人と共に映画館に出向き作品を鑑賞したがハッキリ言って難解で中学生の頭には理解できなかった。

 そして月日は流れて本作「THX−1138」をビデオで観たが、やはり閉塞的な世界観と難解な物語は良く判らなかった。それで現在発売されている本DVDは「スター・ウォーズ」EP4〜6と同じように、近年のCG技術を駆使した映像処理が施されていて、画面の背景などが差し替えられているのがポイントだ。

 オープニングからTHXが工場で作っているものが「スター・ウォーズ」のC3POみたいなロボットになっていたり、テレビモニターに映し出される工場事故がド派手になっていたり、ラストのスポーツカーの暴走シーンも地下都市を大暴走するシーンが付け加えられていたりでルーカスの思い入れが感じられる。特にTHXの運転するスポーツカーと追ってのバイクとのチェイスは、レーサーを憧れていたルーカスのスピード感が画面に現れ、後の「スター・ウォーズEP4」のクライマックスとなるデス・スターの溝の中での空中戦を彷彿させる。

 映画が完成したのは1969年。当時の時代の風潮に則った閉塞的な管理社会の描写はルーカスのビジョンは明確であるが、映画は何度見ても難解である。それにしてもルーカスは小人が好きである。ルーカス流の異型への憧れなのかもしれないが、管理社会の中で異物的な解釈で小人が使われているのが興味深い。後の「スター・ウォーズ」でのジャワ族、イウォーク族や「ウィロー」などは小人はルーカス作品の重要なキーワードである。同じ様に人間達を監視するロボット警官は黒づくめの長身で、後のダースヴェイダーのルーツの様でもある。

 映画が公開したのは1971年、まだ本作を理解されるのには早すぎたのだろう。興行も失敗し、ルーカス自身も失敗作だと認めているわけであるが、本作の失敗があるがこそ、その後の「アメリカン・グラフィティ」「スター・ウォーズ」へと繋がった事を考えると、改めてルーカスにとって本作は重要な作品であったことは確かである。

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